ゼロの相棒
思考が停止した。
その前に、ゼロの言葉を身体が拒絶した。
今…なんて…………?
「ゼロ………。もう一回言って」
「俺が殺した。」
「もう一回……」
「ジェノバさんはもう起きない。」
「もう一回………!」
「彼はもう………」
「もう一回!!!!私の目を見て言って!!!」
ゼロは、私の目を藍色の瞳で、まっすぐそらすことなく見つめる。
「彼は死んだよ。フィオネ。」
……どうして…………?
私はジェノバの元へ駆け寄った。
「ジェノバ!ジェノバ!!起きて!
ねぇ!!!!!」
声を掛けても掛けても…反応は変わらない。
「ジェノバ!!ジェノバ………!
起きてよぉ………………」