ゼロの相棒
私は、奴を睨みつけたまま答える。
「あんたは、ダリシーンに復讐するつもりなんでしょう?ナイトメアの力を操って」
すると、ルナータが急に鋭い視線を私に向ける。
!
ぞくっ、と身震いがする。
「“復讐”…?」
ルナータは、つかつかと私に迫りながら
続ける。
「これは、“復讐”なんて簡単な一言で済まされるようなものじゃない…!!
奴は……ガルシアや、リベリオンの仲間を次々と傷つけた上に、……俺の家族を見殺しにしやがった!
……絶対、許さない…。」
“家族を見殺し”に…?
私は、その言葉に反応する。
そうか。
リベリオンの一員ってことは、ダリシーンに何らかの恨みを持っているってことなのか。
「見殺しって……?」
私が尋ねると、ルナータは瞳を鈍く光らせながら言った。