ゼロの相棒







その瞬間、ナイトメアが大きな叫び声をあげて体がどんどん浄化されていく。






陽の光に反射して、浄化された光の粒が
キラキラと丘に降り注いだ。











ブラッドとレオは、目を見開いて上空を
見上げている。


















「ナイトメアが…………死んだ……。」















レオが、ぽつり、と呟いた。











私は荒い呼吸をしながら丘へと舞い降りる。













私………





ナイトメアを倒したの………?








魔法が使えたの………?









目の前が霞んでぼやけていく。






足元もフラフラしておぼつかない。
















あぁ……











私…ゼロとの約束果たせた……?








ゼロの魔力で、ヤツを倒せたんだ…。















「よかった…………」

















その瞬間、私の意識は
ぷつり、と途切れた。









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