ゼロの相棒








そして、ゼロはまっすぐに私を見つめて
言った。














「…俺は……フィオネが好きだ。









これからは、フィオネがいつか言ってたような“本当の相棒”になろう。








ずっと…俺について来てくれるか?」
















私は、目を見開いて彼の顔を見た。







そして、少しの沈黙が続く。










私は、優しく微笑んで、言った。











「……うん。





私もゼロの、本当の“相棒”になりたい。




絶対……私を離さないでね。」
















すると、ゼロは、にっ、と笑った。






















「………一生離すかよ。」

















ゼロは、そう呟くと、優しく唇を重ねた。









ゼロの体重が、ゆっくりと私にかかる。








「……ん……。」







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