俺とカェール
『俺とカェール』
「無礼者!待たないか!わらわは王女なるといったはずじゃ」

「俺はバード、悪いが急いでるんだよ。ウサギを呪術師に見せにいくとこなんだ」

バードはウサギの頭が出た背嚢をカェールに見せた。そして、バードはカェールに背を向けて先を急ごうとした。

「わらわも呪術が使えるぞ。ウサギを見せたもれ」

「そか!じゃあ、ウサギの目を治してくれ」

バードが背嚢から取り出したウサギの片目は青い色をしていた。
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