俺とカェール
「うーむ、これはこのカエルの姿では治せないな。バードとやら、わらわの首を絞めてくれぬか?」

カェールは鈴を転がしたような美しい声で恐ろしいことを言った。

「うえっ?絞め殺すのか?」

「バカもん!わらわを失神させるだけじゃ。さあ、早く!」

バードはおそるおそるカェールに手を伸ばし短いカエルの首を絞めた。

「ゲーーー!」

カェールがものすごい声をあげたと思った次の瞬間、銀色の影がゆらゆらしてカェールの姿がみえなくなった。

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