甘酸っぱ愛


あたしが夏合宿でぶち当たった壁に

きっと一十木はもっと早くから悩まされてたんだね



全部話し終えると
一十木はあたしの方を向いた


「…」


一十木は何も言わなかった



ただあたしを見据えると背を向けて歩いていった

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