甘酸っぱ愛


「佑!お前、在真に何した!?」



怒鳴り声が聞こえたかと思うと

急に腕を引っ張られて気づいたら胸の中だった


「泣かせてんじゃねぇよ!」




絢ちゃんがこんなに荒々しい声を出すなんて

あたしを外へ連れ出す腕がこんなに力強くたくましいなんて




あたしは知らなかった


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