甘酸っぱ愛


あの時の絢ちゃんの顔を思い出したら本当に苦しくて

最後の方は絞り出すような声になってしまった



一色はあたしの顔を見ると
冷静だった顔に驚きが走った



「お前…

泣くほどの絢斗のこと好きなのかよ」


ボソッと本当に小さな声で呟いた




『えっ…?』

< 66 / 329 >

この作品をシェア

pagetop