SONNER✡音
私は小さい頃に耳が聞こえなくなった。
けれど、小さい頃は補聴器をつけると、ある程度の音は聞こえていた。
歳が上がるにつれて私の聴力も悪くなっていき、とうとう補聴器をつけても聴こえなくなった
母は耳が聞こえなくなった私とは会話をしてくれず、父も私の聴力がなくなったことに関心などないようだった。
私の家族ははっきり言ってバラバラ。
私は両親に愛されたことがない。
小学校の頃は補聴器をつけて会話が出来ていたため、友達もそれなりに沢山いた。
それも、小学校の間だけであって中学に上がった私はさらに耳が悪くなり、会話をするのも難しくなってしまった。
そのせいで友達もだんだんと私に関わろうとしなくなってしまった。
それでもいつでも私の近くにいてくれたのが親友と幼なじみだった。
私は2人が大好きだった。