strawberry tea×わがまま姫♀
『えっと…
お、俺様な所…?』
…………。
あたしは驚いた。
やっぱり………!
姫央ちゃんは、あたしが口をポカンと開け、目を丸くしているのを不思議そうに見ていた。
「ビンゴッ!!!!」
あたしは電車の中に関わらず大声を出した。
周りの人の視線が痛い。
は、恥ずかしい~っ!!
ふと、蓮と目が合った。
すると蓮は、笑いを一所懸命こらえて、あたしに向かって口パクでこう伝えた。
゛ばーか゛
んなっ!!??
く、悔しい~っ!!!!
あたしが犬のようにガルッと唸っていると、隣からクスクスと笑い声が聞こえた。
あたしは蓮から視線を外し、隣を見る。
そこには、楽しそうに笑う姫央ちゃんが居た。
だから可愛い!
(↑テンション高)
あ、もしや…
あたしの馬鹿さに笑ってる!?ど、どうしよ!?
あたしは怖くなった。
『冬嘉ちゃんも同じ!?
彼氏、俺様でしょ。』
わ、分かってくれたぁ!!
よかった!!あたしを変人と思ってなくて!!
(↑それは分かんないよ)
「そうっ!!そうです!!」
『何か、流と守谷君、同じ雰囲気した。
あと、あたしと冬嘉ちゃんも。』
い、以心伝心!?
(↑馬鹿)