strawberry tea×わがまま姫♀
賑やかなキャラクターが出迎え、あたしと姫央は大はしゃぎ。
やっぱり気合うなぁ♪
姫央の、輝いた笑顔を見てあたしは幸せな気分だった。
「ねぇねぇっ!!
何乗るー!?」
『あ、あれ乗りたい!!
ジェットコースター♪』
あたしが尋ねると、姫央が元気良く言った。
『何かテンション高。』
と少し呆れ顔の蓮。
『いきなりジェットコースターかよ!!』
今沢君も呆れ顔。
何かこの4人……
凄い良くない!?
何に乗るか迷った後、あたし達は暗闇の中、海賊船に乗って水の上を旅するアトラクションへ。
結構見た目以上に迫力がある。
『荷物は足元に置いて下さい~。立ち上がらないで下さいね!!
それでは、行ってらっしゃーい!!』
係員に手を振られ、あたし達の乗る船は、出発した。
暗闇の中、進む船。
一番前に姫央と流君。
その後ろにあたしと蓮。
水の上を進むので、とても気持ちいい。
「涼しい~♪」
『気持ちいいな!』
あたしは蓮と話しているが、姫央と流君は話さない。
………何故?
いつまでたっても話し出さない2人。
どうしたのかな…?
その時、あたしは姫央の異変に気付いた。