strawberry tea×わがまま姫♀
外に出ると、明るい暑い日差しが照りつけた。
……眩しい!
暑い!焼ける!
セミうるさいっ(怒)
(↑文句言い過ぎ)
『次ジェットコースター乗りたいんだけど!』
そう言って今沢君が指差したのは……
この遊園地で一番怖いと言われているジェットコースター。
はい!?アレですか!?
とにかく登る!落ちる!の繰り返しで、最後にはかなりの急降下。
まじ!?あれは無理っ!!
今沢君と姫央は大丈夫らしい。
……そして蓮も。
これは乗らなきゃいけない展開!?
…無理だよぉ~。
さすがにあれは無理。
乗る前から怖がってしまうし、乗ったら何も話せない自分が想像できる。
…どうしよう!?
皆に迷惑かけるんなら、見てようかな。
でも一人で……?
あたしが焦っていると。
『冬嘉と俺留守番してる。2人で乗ってきて。』
………え?
そう言ったのは蓮だ。
『え?乗れない?』
『じゃあ、あたし達もやめるよ!!』
今沢君と姫央が気をきかせてくれる。
『ううん、大丈夫。
あんなん乗ったら冬嘉が喋れなくなっちゃうし。
俺ら此処のベンチ居るから、終わったら来て。』
流君と姫央は戸惑ったようだが、゛ごめんね゛と言って、ジェットコースターへと向かった。
…もう迷惑かけた。
てか蓮…良いの?
蓮はベンチに腰掛け、足を組んだ。
あたしは隣に静かに座った。
………。
…謝るべきだよね……