strawberry tea×わがまま姫♀



『『キャーー!!!』』


ジェットコースターが落ちたのが見えた。





さっき姫央達が行ったから、まだ今落ちたのには乗ってないはず。








……よく乗れるな…。



あたしはクラクラする気持ちを何とか紛らわそうと、違う方向に目線を向けた。









……蓮だ。



蓮帰って来たんだ。













……………え?





蓮の隣には…














あたしの知らない女の子が居た。




女の子は、ツヤツヤの茶髪のロング、夏らしい爽やかな洋服で、とても可愛い。



手足も長くて、身長も高い。







あたしなんかと違う、モデルさんみたいな容姿。




そんな人が、蓮と楽しそうに話している。








……な…に?








心の中がモヤモヤして、自分の眉間にシワが寄ったのが分かった。



いつの間にか、ぎゅっと強く拳を作っていた。







だ………れ?






蓮は笑って、楽しそうにしている。

女の子も笑顔で、蓮の肩に手を置いている。












……嫌だ。


嫌だよ……。











あたしの嫉妬深さが、一気に今ここで、込み上げてきた。



………あたしの知らない女の子と、仲良く話してる。









友達、だよね。



それでも苦しいよ。








< 20 / 89 >

この作品をシェア

pagetop