strawberry tea×わがまま姫♀
すると、蓮はその女の子と別れを告げ、あたしの方へ来た。
……良かった…
何故か、蓮が来てくれた事に凄く安心した。
『はい、アイス。』
蓮が手渡してくれたアイス。
「…ありがとう。」
蓮は美味しそうに食べている。
あたしのために買ってきてくれたの?
…そしたら、少し不安が消えた。
あたしの単純な心。
……蓮に聞いてみようかな?
でもそんな勇気無い。
『『キャーー!!!』』
『あ、今沢達!』
蓮がそう言ったので、あたしはジェットコースターを見た。
「あ!」
……本当だ。
姫央と今沢君の乗ったコースターは、一気に落下していった。
…あたしはまだ不安。
あの蓮が話していた女の子。
…気になるよ。
言ってみようかな?
素直に出れない。
何か、きっかけ出してくれなきゃ、言えないよ。
でも……あたしが言わなきゃ、あたしはすっきりしない。
こんなんじゃ、楽しめない。
姫央にも、今沢君にも、蓮にも迷惑かける。
゛さっき話してた子誰?゛
それだけじゃん。
でも、それだけでも、あたしは言えない。
……あたしは、こんなあたしが嫌だよ。