strawberry tea×わがまま姫♀
『お待たせ!!』
『飯食いに行かねぇ?』
蓮と今沢君が歩き出す。
『あ!行こ♪』
「うん!」
あたしと姫央はその後をついていった。
「ねぇ…姫央さぁ」
『ん?』
しばらく歩いて、男グループから少し離れた距離であたしは話し始めた。
「…嫉妬した事ある?」
あたしがそう言うと、姫央は驚いた顔をした。
『えっ…嫉妬!?
無いっ!!ありえない!!
あんな流なんかにっ!!』
姫央は前にいる今沢君をギロッと睨んだ。
……嘘っぽい。
あたしはニヤリと笑った。
『…な、何…!?』
「絶対嘘~!!
絶対嫉妬した事あるでしょ!!」
『じ、じゃあ冬嘉は!?』
「あたし!?
あたしはぁ~…」
ちょっと考えた。
「嫉妬深い…から。」
あたしが小さな声で言うと、今度は姫央がニヤリと笑った。
まさかの立場逆転!!
『嫉妬深いんだぁ~!!
でも守谷君って冬嘉大好きって感じじゃん!!
じゃなかったら面前でキスなんてしないって♪』
………!!
忘れてたぁあ!!!
キス見られてたんだっ!!
「あれは蓮が無理やりっ…!
だってめちゃくちゃエロいんだもん、蓮!!
いっつもエロい事ばっか言ってさぁ…」
『例えば?』
うへ!?
「た…例えばって?」
『エロい事って?』
ニヤリと笑う姫央。
゛ヤらして、とか!!゛
なんて言えないっ!!
すると姫央はプッと吹き出した。
『嘘嘘!!冗談!!』
笑顔の姫央可愛い!!
(↑胸キュンしてる人)
『冬嘉ってドM?』
………!?!?