strawberry tea×わがまま姫♀
かなり怖そうなお化け屋敷。
でも、蓮とこの間行った遊園地のお化け屋敷よりは大丈夫そう。
「姫央…どうする?」
『…どうしよっか…』
さっきジェットコースターパスしたし……
ここは入るべき…
だよね。
「姫央…入ってみよ!?」
怖いけど、これも一つの経験!!(←え)
姫央はちょっと考えてから、
『一緒に頑張ろ!!』
と言った。
そして、あたし達はお化け屋敷に入るために、人が並んだ列に並んだ。
結構今はすいてるから、すぐ入れそう。
…落ち着け、自分!!
「姫央、ファイトだ!!」
『うっす!!』
…何か体育会系……?
あたし達は手をガシッと繋いだ。
『そんな怖くねぇよ。』
蓮が見下したようにあたしを見る。
「あんた怖いもの無さ過ぎ!!ありえない!!」
あたしが言い返した。
『つーかさ、守谷って大胆だよな。』
今沢君が急に言った。
…だ、大胆!?
ま、確かに。
『人前でキスとか…
守谷は凄いよな、ある意味。』
うん、ある意味凄い。
(↑え)
てか恥ずかしいんですけどっっ!
『うるせー。』
「あたし恥ずかしくって死ぬかと思った!
ありえないよねっ!!」
『守谷達ってどっちから告ったの?』