strawberry tea×わがまま姫♀
『いつでもどこでも大胆ですね…。
前新聞に書きましたけどね、TPOをわきまえましょうね。』
麻生さんは満足げな顔をして、
『インタビューに答えて頂いたので、お礼に。』
と言って、何かを姫央と今沢君に渡した。
『それでは楽しんで!!
゛A~SOUなんだ!゛新聞をこれからも宜しく!!』
そう言って、新聞部はいつも通り、風のように去っていった…。
…手強い奴ら(怒)
「…何渡されたの?」
あたしと蓮は、渡された紙のようなものを見つめて固まる2人のそばに行った。
2人が見ていたものは…
………っ!?
こ、ここ…コレはっ!?
「ああああっ!!!!」
『なかなかやってくれんな、麻生。』
あたしは叫び、蓮はニヤリと笑った。
笑ってる場合じゃない!!
…だって…だって……
姫央と今沢君が見ていたのは…………
あたしが蓮に保健室で襲われた時をスクープした新聞だった………。
どうかしてるーっ!!!!!
あたしは恥ずかしさで死にそうだった。