strawberry tea×わがまま姫♀



あたしは夏にデートして建物入ると、すぐ冷房で寒くなっちゃうから…





蓮が遊園地でもそうなるだろうと思って…上着を持って来てくれた…?






あたしが冷房に弱いの、覚えててくれた……

あたしのためにわざわざ上着……







「…ありがとうっ…」




涙が出そうな程嬉しすぎて…嬉しすぎて。







『…ん。分かったから、隣座れ。』




………え?



『隣。座れ。』





………っ。

何で命令口調かな?





あたしはクスッと笑って蓮の隣に座った。







『…笑うな』
「…笑ってません~♪」





『…何その態度。
上着返せ。』


「やだ!!せっかく蓮が持ってきてくれたのに…」






あたしは恥ずかしくなって、後ろの方の言葉をゴニョゴニョと濁した。









すると蓮が優しく笑ってあたしの肩に腕を回し、抱き寄せた。




………っ。






温かい。温かいよ。
凄い安心する…。




『蓮は?寒くない?』

「お前隣いるし平気。」






………ぷ。
ちょっと顔が赤い蓮。



あたしが顔が赤い蓮を見た事は内緒。


言ったら顔隠すでしょ?







「…あたしも。
上着と蓮のおかげだぁ♪」

『………っ。』






蓮が驚いた顔であたしを見た。


…………?
















『……可愛い』




………!?







そう顔を赤くした蓮に言われ…













キス、された。








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