strawberry tea×わがまま姫♀
**冬嘉side**
゛……可愛い。゛
そう蓮に優しく低い声で呟かれて、キスされた。
「……っ」
甘い熱いキスに、目がトロンとしてしまう。
長い長いキスの後、離された唇。
そして、微笑む蓮。
……格好良い。
『続き、しよ?』
甘く囁かれて、あたしはそっと頷い………
てないっ!!!
あたしはバッと蓮から離れ、少し頷いてしまった事を後悔した。
『…頷いた、よな?』
ニヤリと笑う蓮。
…………っ!
良いムード台無しっ!!!
最悪最低エロ男ーっ!!!
「しないしない!!
頷いてない!!」
『続きすんだろ?』
「観覧車は…っダメ!!」
あたしは蓮を睨んでウーッと唸った。
『じゃ観覧車じゃなきゃ良いんだ。へぇ~。』
わざとらしく言う蓮。
…………!
勝てない、コイツには!
『…ま、良いけど。』
…………へ?
やけにあっさり。
そんなあたしの表情を見て、
『何?やっぱりしてほしい?』
~っ!!
「馬鹿野郎ーっ!!!!!」