strawberry tea×わがまま姫♀
―翌日 学校
「冬嘉♪」
『蓮!』
俺は冬嘉の居る教室へ。
冬嘉は俺の一個上。
まぁ俺の方が精神年齢的には上だけどな(笑)
(↑何言ってんの)
昨日今沢と話した事を冬嘉に教えるために来た。
「今週の日曜日、空いてる?」
俺がそう言うと、冬嘉は少し考えるような顔をした。
すると、その後すぐにニコッと笑った。
『大丈夫だよっ!!
何で!?』
……っ。
可、愛い。
一瞬ドキッとした俺。
どんだけ冬嘉に惚れてんだろ。
「他校の生徒の人達とWデートしない?」
『…えっ!?Wデート!?』
冬嘉は驚いた表情。
「俺がその学校に連絡試合しに行った時仲良くなってさ。
久しぶりに昨日会って、Wデートしようか~って話になって。」
『へぇ~…』
「ちなみに。
そいつらは今沢財閥の息子と、桃井財閥の娘。」
俺がそう言うと、冬嘉は目をまん丸にし、口をポカンと開けた。
そしてわなわなと体を震わせた。
『いっ…今沢財閥と…桃井財閥ぅ!?!!?』
今沢財閥と桃井財閥はかなり有名。
「へぇ~…冬嘉でも知ってるんだ?」
俺がそう言うと、冬嘉は嫌そうな顔して、俺を睨んだ。
『何でそんなセレブが蓮と友達なんだろうね。
目を覚ませてあげようかな』
………反抗期か?
良い度胸じゃねぇか。
そして俺はこの後、とことん冬嘉をいじめた。
(↑おい)
…結局、冬嘉は良いとの事。
「どこ行きたい?」