strawberry tea×わがまま姫♀
『今沢と選んだ。』
「……いつ?」
『昼飯食った後、俺らトイレ行くって言ったろ?
それ買ってたの。』
……あ、あの時?
記憶を辿る。
『今沢が提案してさ。
記念に何かやろうって。
4人で土産屋みた時、これが良いって思ってたから、今沢と抜け出して買った。』
……そうなんだ……
『冬嘉、黄色好きだろ?』
……っ。
あたしの好みを覚えていてくれた事が、些細な事だけれど嬉しい。
「…うん!凄い可愛い…ありがとう!!
携帯につける!!」
あたしは携帯を取り出した。
ストラップをつけると、凄くストラップが映えた。
「嬉しい♪」
『…ガキ』
…これが余計!!
「ガキは蓮だよ!!
ピーマン嫌いだし!
あたし、嫌いな物無いから!!」
あたしが言うと、蓮の眉がピクッと動いた。
『ピーマンはあれは人間の食い物じゃねぇ。
あれが食えるお前は化け物なんじゃねぇ?』
蓮が得意の意地悪な笑いをした。
片目を細め、ニヤリと笑い、見下すような笑い。
…うっざぁ!!何こいつ!!
さっきまで超優しかったのに!!
「化け物と付き合ってる蓮も化け物なんじゃない!?」
『俺は心優しいから、見放されてるお前を救ってやってんの。』
な、何言って…(怒)
「心優しい!?ドSのくせに…」
『ドSで良いんだろ?お前ドMなんだから』
~~っ。
だーかーら!!
「ドMじゃないっ!!」
ガコンッ