strawberry tea×わがまま姫♀
その時。
『…あ。来た。』
あたしは蓮の見ている方向を見た。
蓮は手を振った。
そこには、カップルが。
そして、男が手を振り返した。
近づいて来るカップル。
な、何かオーラが違う…
これがセレブオーラ?
(↑は?)
『おはよう!』
『おはよ。』
蓮と男が挨拶を交わす。
あたしと女の子は頭を軽く下げた。
あたしは目の前のカップルを見た。
男の子は…とても格好良い。
笑顔が素敵な人。
紳士的な人だ。
かなりモテるだろう…
あたしと同じように緊張している様子の女の子は……
綺麗…よりは可愛い?かな。
にしてもモデルみたい。
2人とも手足長っ!
隣に並びたくないわ!
(↑え)
もう二人はオーラがセレブ。
ま、眩しい……
かーなーり、美男美女。
あたしは驚いていた。
『守谷蓮。
高校1年。宜しく。』
挨拶する蓮につられてあたしも挨拶。
「海宝冬嘉です!
高校2年です!宜しくです!」
な、なんか緊張~っ!!
照れる……っ!!
『今沢流です。
高校2年。宜しく!』
あたしと同い年!?
大人っぽい~!
それで住む世界違うって…何か凄い。
声まで格好良い。
『桃井 姫央(モモイ ヒオ)です。高校2年。宜しくです。』
…う。
可愛すぎる!
あたしなんかの隣じゃ、もっと可愛くなるよ。
彼氏も格好良いし。
お似合いだしっ!!
『じゃ行こうか!』
あたし達は出発した。