Time Paradox
デリックが不機嫌な顔で二人を見ていた時、また扉が開く音がした。
今度は、注目を集めて恥ずかしそうなジャックがこちらへ駆け寄ってきた。
「みんなお集まりで…あれ、イザベラさんは彼氏出来たのか?」
「…あの…だから…」
「どうも、イザベラの彼氏候補、ニコラス・デルーロです。」
ニコラスは満面の笑みで自己紹介をした。
「…これはまた濃いキャラクターだ。あ、ジャック・カルローです、どうぞよろしく。」
「君が噂の…」
「…噂?」
「あぁ。今まで俺が社交界ではNo. 1モテ男だったんだけど…なんでも最近じわじわとジャックと言う男性の話題が持ち上がってきてね…俺の立場が危ぶまれてるんだ!」
自分で言うか、とその場の誰もが思ったが、もはや誰も何も言わなかった。
「ちょっと変わった人でしょう?ナルシストだし…まぁ、これはこれで面白いから許せるわ。」
イザベラは嬉しそうにそう言った。
今度は、注目を集めて恥ずかしそうなジャックがこちらへ駆け寄ってきた。
「みんなお集まりで…あれ、イザベラさんは彼氏出来たのか?」
「…あの…だから…」
「どうも、イザベラの彼氏候補、ニコラス・デルーロです。」
ニコラスは満面の笑みで自己紹介をした。
「…これはまた濃いキャラクターだ。あ、ジャック・カルローです、どうぞよろしく。」
「君が噂の…」
「…噂?」
「あぁ。今まで俺が社交界ではNo. 1モテ男だったんだけど…なんでも最近じわじわとジャックと言う男性の話題が持ち上がってきてね…俺の立場が危ぶまれてるんだ!」
自分で言うか、とその場の誰もが思ったが、もはや誰も何も言わなかった。
「ちょっと変わった人でしょう?ナルシストだし…まぁ、これはこれで面白いから許せるわ。」
イザベラは嬉しそうにそう言った。