Time Paradox
リリアーナは髪をまとめて帽子をかぶり、早速ジャックと買い物に出かけた。


飲食店の多い通りを抜けると、おしゃれな服屋が建ち並ぶ通りに出る。

その通りでは、女物でも男物でも服屋が軒を連ね、その中に化粧品の店もポツリポツリと建っていた。

「どこにでも売ってるよな?」

ジャックはそう言うと、適当にそこらへんの店に入った。

二人は少し迷ったが、無難な焦げ茶髪に染めるカラーリング剤と、ジャックの目の色に近いグリーンのコンタクトを手に入れた。

やっとリリアーナも、バイトの準備が整ったようだ。
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