だから、俺の彼女になってよ。
「……そんなに好きになってたんだね、和のこと」
「う、うん……っ」
私の意地悪な言葉に顔を真っ赤にさせる香織は、可愛くて素直ないい子だ。
本当、自分が恥ずかしくなる。
「告白しちゃえばいいのに〜」
冗談めかして告白を促すと、香織はさらに顔を赤らめて全力で首を横に振った。
「佐久間くん、絶対あたしのことなんか眼中にないだろうし……!それに、澪南が特別だと思うから……」
「……へ?」
そして香織の口から飛び出したのは、思いがけない言葉。