だから、俺の彼女になってよ。




『謝る必要なんてないんだよ』



あれは、これ以上言うなって意味だったのかな。




確かに、さっき話したときの澪南は、早くに話を切ろうとしていた。


あれが、黒川くんの言う通りの意味だったとしたら。





「ごめん、なさい……」



あたし、澪南のことを何もわかってあげられていないことになる。



友達、なのに。


< 164 / 391 >

この作品をシェア

pagetop