だから、俺の彼女になってよ。
「澪ー。宿題見せてー」
「ちょっと和……。またやってないの?」
「だってここ分かんねーんだもん」
佐久間くんが、いつものテンションで澪南に話しかけてきた。
今までもよく見てきた、あたしの大切な2人の絡みを見て思う。
いつか澪南が、本当に思っていたことをあたしに教えてくれるとき。
あたしも、あなたに言いたいことがあるの。
"ごめんなさい" よりも言わなければいけない、感謝の気持ち。
澪南。
そのときのあなたは、あたしに笑顔を見せてくれますか。