だから、俺の彼女になってよ。
「ここ、この前出たフリー雑誌の『恐怖のお化け屋敷TOP3』に入るくらい有名らしーぜ」
「え、そうなの!?どうしよ……。怖いのかな?」
「お化け屋敷なんてどこも同じだろ」
「………」
楽しそうな和。
怖がりながらもわくわくしてる香織。
全く怖がらず冷静な黒川くん。
そして、さっきからビビって一言も話していない私。
その4人の温度差は歴然で、私は今すぐこの場から逃げ出したくて仕方なかった。