だから、俺の彼女になってよ。
「だから、さっき話した俺のクラスに絶対来るって話だよ。今のキスで帳消しにしてやる」
「なっ…!」
なんだか楽しそうに見えるのは私だけだろうか。
付き合ってまだ1日と少ししか経っていないのに、付き合う前の千歳くんとはまた別人だ。
「なに?やっぱりお化け屋敷来る?」
その質問にふるふると全力で首を振る。
「ははッ。んなに全力で首振らなくていいよ。冗談だから」
そんな私を笑う千歳くんに、私の心拍数は上がるだけだった。