だから、俺の彼女になってよ。




「あっ、あのさ…千歳くん!」



家の近くまで来たとき、私は思わず大声を出した。




びっくりしながらも「ん?」なんて振り返って来る千歳くんにドキドキする。



「あ、あの……」


言うのに戸惑ってしまったけど、ここまで来たら言うしかない。




「学校祭……私と一緒に回ってくれませんか?」



ずっと考えていたこと。


せっかくの学校祭なんだから、千歳くんと一緒に回りたい。




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