だから、俺の彼女になってよ。




近付くと腕をグイッと引っ張られて顔を近づけられる。




急に距離が近くなっただけでもドキッとするのに、千歳くんはさらに耳で囁いた。





「それ終わったら早くおいで、待ってるから。覚えてるだろ? "約束" 」

「う、うん…っ」




赤くなる顔を抑えながらとりあえず精一杯に返事をして、裏へと逃げるように注文表を渡しに行った。




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