だから、俺の彼女になってよ。
「ふふっ」
嬉しくてついつい笑みが溢れてしまう。
「はーい。そこの惚気てる澪さん?あと少しだからってニヤけないでくださーい」
まさかそれを和に見られてるなんて思ってなかったけど。
それから残り数分、和にからかわれながらもちゃんと仕事をこなした。
「あー終わったー!」
「これからが本当の学校祭だねっ」
そしてやっと交代した私は、香織と更衣室で制服にお着替え。
「香織はこれから和とだっけ?」
「うんっ。澪南も黒川くんとでしょ?お互い楽しもうね!」
「だね!」
2人で笑い合いながら、それぞれ彼の待つところへ向かった。