だから、俺の彼女になってよ。




廊下に出ると、異常なほどの人の数。


生徒はもちろん、一般の人も参加OKだからかなりの人数だ。




「澪南。手」

「えっ」


彼女が驚く間も無く手を握った。



それだけで顔を赤くしてテンパる彼女を可愛いと思いながらも、はぐれないためだ。

離すわけにはいかないから仕方ない。




本当は、ドキドキしてるのはお前だけじゃないと言いたいところだが、言わないでおくことにした。




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