先輩に溺愛されて
プロローグ#2
―――ドンドンドン!!



ガチャッ



「あんた何時まで寝てんの!遅刻するわよ!」



ん...
うるさっ...


「さっさと起きなさい!今日から後輩ができるっていうのにお手本にならない先輩だねえ!」

...

『んだよ、朝からうっとおしいな...』



まじでうるせぇ。

新入生でもないのに入学式なんて俺には関係ねえっての。



「ハイッ!さっさと起きる!朝ごはんもうできてるから、早く降りて来なさいよ!」


―――バタンッ



チッ
余計なお節介を。

誰が学校行くって言ったよ。



――ガチャッ


「降りてこないなら降りてくるまで呼びにくるからね!」


――バタンッ




......ハァー

うぜえ...

仕方ねえ、今日は行くか。
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