先輩に溺愛されて
#1
『ただいま〜』
それから入学式も終わり、その日は早くに家に帰った。
「おかえり〜。どうだった?」
『ち、遅刻した︙』
「えっ!?」
そうなりますね︙。
だってぎりぎりに家を出たわけじゃないしさ。
あ〜本当恥ずかしい!
今日は由莉以外のクラスの子に話しかけられなかったし︙。
初日から遅刻した恥ずかしいヤツって思われてるのかな〜。
いや!がんばる!
明日からがんばって友達100人つくるんだ!
まずは話しかけるきっかけが必要だよね!
う〜ん︙
う〜ん︙
そうだ!
お菓子でも作って、みんなに渡そう!
そうすれば話すきっかけがつくれるよね!
そうと決まれば早速!