囚われた檻〜白昼夢〜【短編】

――ゆくゆくは教授に・・・。

それが彼女も知る、俺の目標だ。

「あのね・・・」

「ん?」

「タツヤ君と付きあうことになったの・・・」

「え?」

少しだけ俯いて、頬を染めているその姿に呆然とする。

意味が分からない。

飲み込めない。

――タツヤと、付き合う・・・?

誰が?

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