囚われた檻〜白昼夢〜【短編】

なぜ?

今までずっと一緒にいたのに、お前は俺以外の男を選ぶのか?

こんなに俺は、お前だけを想ってるのに・・・。

「ふ・・・ッざけんな!!」

「きゃ!」

力一杯、彼女を椅子に押し倒す。

加減なんてしない。

「俺が、俺がどれだけお前の事を・・・!」

「ジュン、タ・・・?」

俺を呼ぶ声が、怯えて震えている。

そんなことも構わずに、俺は唇を重ねていた。

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