花のころ

あたしだって

いつもより盗み見して

近づこうと寄っていったり

何回か話しかけた。



その瞬間は

すごくうれしくて

どうしようもない。



だけど

がんばって

がんばって

いつも以上にあなたを気にするほど

追いかけるほど

あたしの視線と重なる


あの子が気になる。
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