花のころ


民族衣装を着てた時

ちょっと特別だからって理由つけて

がんばれた。



「修学旅行だし」

そう自分に言い聞かせていた。



だけど、動揺して、不自然な態度であわてて…

そんなあたしを

笑ってくれたあなた。





いつも自然体のその笑顔

眩しいほど

あの赤い花に似てる。

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