花のころ


布団の中


少し汗ばんだ冷たい手が握る携帯電話


想いや言葉が文字になって


光る画面の中に収まっている。



短くて

なんてことない文章だけど、打っては消してを繰り返した。



やっとの思いで届けられた今は、言葉が並ぶ画面を何度も見直す。




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