花のころ

どんな1日でも
あなたがいるだけで
特別に変わる



学校も制服も
空も星も花火も



きっとあたしも



何もかも違った見え方をする気がする。



そんな日々を過ごしてみたい。



あなたの隣で
同じものを見て
同じ時間を辿って



あなたの特別な子になれますように



花火が散っていく先を見送って



見ているだけだったあたしの夏に



さよならをした。
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