花のころ


話をして、自然な流れ。当たり前のように、一緒に歩き出すあなた。



その、半歩後ろくらいを歩くあたし。



廊下に、2人の足音や話し声が微かに響く。



少しだけ落ち着いた心臓は、ただただ熱い。



幸せすぎる空気に酔いそうで…
気付かれないように何度か深呼吸をした。



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