花のころ


階段を上がり、右に曲がって廊下の一番奥。突き当たりが次の教室。



もっと、ずっと遠ければいいのに…

そんなことを考えながら、階段を上がりきった時チャイムが鳴った…



慌てて走り出した2人の足音だけが、バタバタと響く。



あなたは、教室に向かって走っていたけど



あたしは、その背中を追いかけてた。


< 97 / 168 >

この作品をシェア

pagetop