塩対応系女子
「ねぇ。なんで柴田はそんな優しいの?」



ほんとに不思議だった。なんで私なんかにってずっと思ってた。



「だから、お前が好きだから。俺は本気だよ?」





今日は、柴田の目をみたら嘘じゃないことは分かった。

ううん、ほんとは前から分かってた。柴田が言ってることが嘘じゃないってこ。




でもやっぱり怖かった。『信じる』のが。



だから、また逃げたのかな私。



「わ、私、連にぃのことが好きだから....」


こう言って。




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