貴方が私を好きになった理由。
「おっと、大胆だね。まぁ 大胆なことする女の子も悪くはないけどね!」
・・・・・はい?
私は 目を開けて 固まった。
・・・これは・・ど、ど、
どういう状況!!??
何が起こったのか すぐに理解することは 出来なかったけど
「いやぁぁぁぁぁぁあっっ!!」
バランスを崩した私は 黒髪の男の人から 抱きしめられている というのを理解し、恥ずかしくて すぐに 大声を出して 離れた。
「なんなんですか!?どういうつもりなんですか!?なんで そんなことするんですか!?」
驚きと焦りは隠せなかった。
顔を赤らめて 鼻息は荒く、まさしく 『豚』みたいになってたと思う。
だいたいなんで、こんなことされなきゃいけないの!?
ってか よりによって こんな ホストみたいな人に 初ハグ奪われた!!!!
今すぐに泣けるわ!!!!
私の頭は急速に回転し始めた。
もう わけがわからない!
そんな中 黒髪の男の人が 急に
「アハハハハっ。抱きしめたくらいで なんで そんな焦っちゃってんの!?」
と 指を指して笑い出した。