貴方が私を好きになった理由。
嫌いなタイプの人達だ。
失礼にも程がある!!
私は 不安定な足取りでダーツを 急いで片付けて 荷物をまとめる。
「えー、もう帰っちゃうの??ってか まだフラフラしてるし もう少し休んどきなよ!」
・・・・は、早く 外に出なきゃ!
帰らなきゃ!!
この人たちから何をされるか分かんない!
「ねぇ、ってばー。」
「もう やめとけ。タク こっちでダーツすんぞ。」
今日は厄日だ。
「えー、この子と遊びたかったのになぁ。」
いいこと1つない日だ。
「俺は興味ないね。」
さっさと帰ろう、具合も悪いし。
「ホントに帰っちゃうの??」
私は荷物をまとめ終わると
「助けていただき、ありがとうございました!失礼します。」
と深々と頭を下げた。
「つまんないな、ワンチャンあるかと思ったのに。」
黒髪の男の人は自分の髪をいじりながら私に言った。
「ワンチャン??」
犬??
「うん!ワンチャン!一回だけする? 」
「え?」
何を、、するの、、、?
困った顔の私と 笑ってる黒髪の人。
そこに
「やめとけ、タク。こいつ ガキだ。」
と 金髪の男の人がタバコを咥えて 眉間にシワを寄せ 私の方を見ながら言った。
「シュンは年上好きかもだけど 僕は年下が好きなの!」
「いいから、コイツはやめとけ。コラ、ガキ。はやく帰れ。」
金髪の男の人は 私の方に近寄って来て 私のことを見下ろしながら言う。