貴方が私を好きになった理由。



私は 自分が どれだけ お酒を飲んだか分からないまま、フラフラの状態で 立ち上がりダーツボードの前に立ち 構える。



・・・・んー、なんか フラフラして 的が狙えないなぁ。



投げやり状態で、ダーツを投げる。



ふてくされたダーツは ほぼダーツボードに刺さらず 床に落下した。



生まれてから 今まで 本当に大好きだ!!と思える人に出会ったこともない私。



今から どうやって 好きな人と 出逢えばいいのか、



どうやって 人を好きなったらいいのか、



どうやったら 結婚までありつけるのか、



私には 分からなかった。



「好きな人なんて、一生できない気がする。」



なんで 私 恋愛してこなかったんだろう。



友達もみんな 恋人ができたら 友達放置して 恋人優先になっちゃって、、、



そんなに 恋愛って 楽しいのかな。



私は床に落ちたダーツを拾おうと床に手を伸ばした その時、



「・・・うわっっ!!!!」



下に、床に、引っ張られる!!



急に重心が崩れ、視界が ひっくり返り 頭に 強烈な痛みが走った。

< 7 / 16 >

この作品をシェア

pagetop