貴方が私を好きになった理由。
私は 自分が どれだけ お酒を飲んだか分からないまま、フラフラの状態で 立ち上がりダーツボードの前に立ち 構える。
・・・・んー、なんか フラフラして 的が狙えないなぁ。
投げやり状態で、ダーツを投げる。
ふてくされたダーツは ほぼダーツボードに刺さらず 床に落下した。
生まれてから 今まで 本当に大好きだ!!と思える人に出会ったこともない私。
今から どうやって 好きな人と 出逢えばいいのか、
どうやって 人を好きなったらいいのか、
どうやったら 結婚までありつけるのか、
私には 分からなかった。
「好きな人なんて、一生できない気がする。」
なんで 私 恋愛してこなかったんだろう。
友達もみんな 恋人ができたら 友達放置して 恋人優先になっちゃって、、、
そんなに 恋愛って 楽しいのかな。
私は床に落ちたダーツを拾おうと床に手を伸ばした その時、
「・・・うわっっ!!!!」
下に、床に、引っ張られる!!
急に重心が崩れ、視界が ひっくり返り 頭に 強烈な痛みが走った。