時間よ、止まれ。



「新井のファン、多いらしいよぉ~」



…と、ニヤニヤした顔のまま、華恵が語った。





ファンが多いって…


アイツのウザさ、みんな知らないワケ!?




誰もアイツをちゃんと見てないんだから…




言っとくけど、
私は顔なんかに騙されないんだからね!!








「よっしゃ!井上のゼリーもらいっ!!」



「あ!ちょっと新井!返しなさいよー!」





くそぉ!


油断した隙に
また新井に私のデザート持ってかれた…





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