時間よ、止まれ。



「優祐…?」




私も優祐の顔を見つめた。




優祐は、少しだけ微笑んだように見えた。





「俺…、さおりが好きだ。」





打ち上げ花火の音よりもはっきりと、真剣な優祐の声が聞こえた。





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